通信制の高校は知ってるけど、どんな学校なのか分からないという人も多いのでは?
ここでは、通信制高校の学びの特徴やどんな時に通学するのかご紹介します。
通信制高校とは?
通信制高校は、学校教育法で決められている課題をこなして、試験で単位を取れれば高校卒業の学歴が持てる学校です。
全日制や定時制の高校だと、決められた授業の単位を取らなきゃいけませんよね。
でも通信制高校なら自分で時間を決めて勉強をすればよいというのが普通校との大きな違いです。
学びの特徴は?
通信制高校の学びの特徴は、試験よりも単位の修得がメインということ。
単位の修得には3つの条件があります。
- スクーリングの出席は必要時間数を必ず満たしていること
- テストでは一定の点数以上を取ること
- 課題に対してのレポート提出ではすべて合格すること
この条件を満たさないと単位を修得できないから、通学しない代わりにきっちりとした自己管理が必要なのが通信制高校の学びの特徴なんですね。
通信制高校なのに通学する時があるの?
通信制高校は、基本的に通学する必要はなし。
でも年に数回だけ登校しなくてはいけません。
それは、実際に学校に行って授業を受けるスクーリングの時です。
通信制の学校での学習というのは、レポートを作成して提出することが基本。
それを添削してもらって返送してもらい、間違った部分は自分で確認して調べたりしながら勉強を進めます。
ただ自己学習ではどうしても理解できないことや、なぜ間違っているのか分からないこともあるのが実情。
こういった状態を解消するためにあるのがスクーリングで、学校によって日数は違うものの、月に3日ぐらいというとこが多いですね。
通学したくないときはどうすればよい?
通学したくないから通信制を選んだという人からすると、スクーリングはできるだけ少ない方がいいでしょう。
だけどスクーリングは単位修得のために必須だからゼロにはできません。
その代わり減らすことは可能です。
スクーリングは科目によって単位時間が決まっているから、スクーリングが少ない科目を選べばいいんです。
また最近はインターネットの動画配信を使ってスクーリングをしている学校も増えてます。
メディアを使ったスクーリングを受ければ、通学の単位時間は最大で60%まで免除されるから通学日数が選べるんです。
これなら通う手間もぐっと減らせるから、通信制高校選びの時にチェックしておくといいでしょう。
通信制高校は、通学する必要がないから時間割もないし部活動もありません。
だから自分の夢に向かって時間をたっぷり取れるというのが魅力。
だけど、すべてが自己管理だからその点をしっかり踏まえて検討してください。