基本的には自主学習がメインだけど、通信制高校はスクーリングにも行かなくちゃいけません。
と言ってもスクーリングを知らない人もいると思うので、どんなことをするのかご説明しましょう。
通信制高校のスクーリングとは?
スクーリングとは、簡単に言うと学校に通学して先生に指導を受けること。普通に通学して授業を受けることだよ。
通信制高校では授業がない代わりにレポート提出をしなくちゃいけません。
このレポートが学習の進み具合をチェックするツールになるんです。
レポートといっても問題集のようなもので、受講している科目ごとに作成して提出します。
ただ自主学習をちゃんとやっていても、中には理解できなかったりうまくまとめられないなんてこともありますよね。
スクーリングは自分では学習しきれないこと、分からないことを先生と一緒に解決していきます。
日数は各学校で決められていて、登校することで単位を修得できます。
つまりスクーリングは自分で行く行かないを決めるんじゃなく、高卒資格取得のための必須条件の一つなんですね。
スクーリングの授業内容は?
高校卒業資格には必要不可欠なスクーリング。
でも、実のところ明確な規定というのはなくて、学校ごとに授業内容はばらばらなんです。
- 普通の授業を行うスクーリング
- 農作業やボランティアなど郊外学習を行うスクーリング
- 進路相談や自宅学習での問題点などを面談で解決するスクーリング
- 「30時間以上の特別授業への参加」という卒業条件も満たせる文化祭などのスクーリング
このように、スクーリングと一口に言っても学校によってやることが違ったりします。
登校日数も違うし、短期間で1年に必要なスクーリングを一気にやってしまう学校もあります。
なので登校・通学に抵抗がある人はどんな内容なのか、事前に確認してから通う高校を決めた方がいいかもしれません。
スクーリングに通学すると良いこともある
学校に行きたくないから通信制高校を選んだという人からすれば、スクーリングは余計なお世話かもしれませんね。
人が集まるところが苦手だったり、学校にトラウマがあったりすると、通信制高校でも卒業できないのではと不安に思うでしょう。
だけど、スクーリングは普通の学校の授業とはまったくの別物。
授業内容でもあるように、ボランティアだったり体験会のようなスクーリングもあるから心配しなくて大丈夫。
基本的には面談指導を受ければいいというスタンスだから、気軽に行けるのがスクーリングの魅力なんですよ。
スクーリングに登校しなきゃいけないというと、一歩引いちゃう人もいるかも。
だけど通信制高校は学費が安いからとりあえずという気持ちで参加してみて、自分で合う合わないを確認してみてもいいですね。