通信制高校に行きたいけど、入学試験に合格する自信がないという人もいるかもしれませんね。
しかし通信制高校は入学試験がないので、合否の心配は無用です。
通信制高校に入学試験はない、入学方法は?
まず覚えておきたいのは、入学試験がないといっても筆記試験がないだけということ。
申し込めばすぐに入れるというわけじゃありません。
だけど全日制高校のような、筆記試験や内申書の提出というような面倒な手続きはいっさいなし。
通信制高校では、基本的に書類選考と作文と面接で入学できるかどうかが判断されます。
この中で特に重要となるのが面接。
高校卒業資格を本気で取ろうと思っているのか、卒業資格を得ることで何をしたいのか、通信制高校でどんな勉強をしたいのか。
こういったことを具体的に聞かれるから、しっかり答えられるようにしておくことが大切。
でも中学時代に不登校だったりぐれていたりというのは選考基準にないから、そういった点では誰でも入学できます。
中学校に全く通っていなくて卒業日数が足りないから高校にも入学できない、とお悩みの方も通信制高校に問い合わせしてみてください。
入学に年齢制限はある?
通信制高校には年齢制限はありません。
だから極端にいうと、100歳の人でも入れます。
年代別の生徒数の割合を見てみると、10代が約55%で20代が約35%、30代からはぐっと減って約5%、40代以上は1%程度となっています。
当然とも言えますが、誰でも入れるといっても年齢が上がるとその分生徒数も少ないんですね。
ただし年齢制限はないものの、入学資格というのがあります。
- 中学校を卒業する見込みがある人もしくはすでに卒業した人
- 相当年齢(15歳)に達していて、中学校卒業と同等もしくはそれ以上の学力が認定されている人
この中でちょっと難しいのが、中学校卒業と同じ学力を認定されている人ですね。
これは何らかの事情で中学校に通えなくて卒業出来なかった人でも、中学校卒業程度認定試験に合格していれば良いということ。
なのでこれらの資格を満たしていれば、何歳であっても入学できるんです。
通信制高校への転入や編入について
すでに全日制の高校に通っている、もしくは通っていたけど中退したから通信制高校に入りたいという人もいるかもしれませんね。
もちろん、こういった人でも通信制高校に入学することは可能です。
ただし転入と編入では、入学できる時期が変わるので注意しましょう。
転入の場合だといつでも入学を受け付けてくれるところが多いんだけど、編入の場合は時期が限定されていることがあります。
なので編入だと入学できる時期を待たなくてはいけないかもしれません。
そうなると卒業する時期も遅れるから、今高校に通っている人が通信制高校に行きたい場合は、中退しないで転入の形にするのがおすすめです。
通信制高校の「入学」まとめ
結論、誰でも入学できます。
卒業するにはしっかり勉強しなくちゃいけないけど、通信制高校は誰でも受け入れてくれるから、高卒資格を目指す方にはぴったりの学校です。