通信制高校は、全日制の高校と比べるとかなり安い学費で学べます。
でも高等学校等就学支援金制度の対象なら、さらに費用の負担を軽くできますよね。
通信制高校は就学支援金制度が使える?
高等学校等就学支援金は、学校を通して国に申請することで受けられる支援金です。
この対象となっているのは全日制だけじゃなく、通信制高校にも当てはまります。
なので、就学支援金で通信制高校に通うことも可能です。
いくら支援してもらえるの?金額は?
実は、通信制高校にも公立と私立があります。
他の学校と同じで、公立よりも私立の方が授業料は高くなります。
もちろん普通校と比べたら格段に安いけど、それでも公立よりは高くなるし、支援金の額もちがってきます。
公立の場合だと、現段階の規定では支援金支給対象になれば授業料と受講料は無料になります。
でも私立の場合は一部負担となるので、支援金で賄えなかった分は自分で支払わなくちゃいけません。
支援金の金額は市町村民税所得額によって変わるから、家庭ごとに異なります。
就学支援金制度が利用できるのは?
就学金支援制度は、ただ学校に在籍していれば申請できるというわけじゃありません。
中には、例え在籍していても支給対象にならない人がいるんです。
- 保護者の市町村民税所得割額が規定より多い人
- すでに高校を卒業もしくは修了している人
- 高校に在学していた期間が通算36ヶ月を超えている人
- 日本に住所がない人
こういった人は就学支援金対象外になっちゃいます。
逆にいうと、これらの事項に当てはまっていなければ、在籍しているだけで申請ができるということ。
だから学費の支払いがきついという人は、とりあえず申請してみるといいかもしれません。
就学支援金だけじゃお金が足りない時は?
家庭の事情とかで、就学支援金だけだと通信制高校でも通うのが難しいこともあるでしょう。
そんな時は、特待生枠や奨学金を利用してみるのもおすすめです。
特待生枠というのは、スポーツや芸術の分野で優れた成績や実績を持っている生徒が利用できます。
それじゃ自分は対象外だという人でも、大学進学の意欲があって学力もあるというなら対象になるかもしれません。
奨学金は特待生よりもハードルが低いから、日本学生支援機構などの基金に申し込んでみましょう。
ただし奨学金は、言い方を変えると借金と同じです。
返済しなくちゃいけないし、返済が終わるまでは利子がついちゃうから返済計画をきっちり考えてくださいね。
学費を払うお金がない場合、通信制高校を選ぶ時に安さを重視してしまう人もいますよね。
でも通信制高校でも高等学校就学支援金制度の対象だから、学費よりも自分が学びたいと思える学校を選んだほうが絶対に続けられるしおすすめです。